エクセル研究室−Excelの基本的な使い方、応用技を紹介

画面表示と印刷結果を一致させる方法・作成編


私がいろいろ試した結果、Excelのデフォルトの設定である、[MS Pゴシック]の[11]を他のフォントのサイズに変更した方が、画面表示と印刷結果が一致しやすい事がわかりました。
特にフォントのサイズを「10」又は「12」に変更した方が一致しやすいのです。(私は[12]にしています)


画面表示と印刷結果を一致させる方法・新規作成編


新規に表を作成する場合は、以下の設定を変更します。

Excel2003 [ツール]→[オプション]→[全般]→[標準のフォント]の欄の[サイズ]を[10]又は[12]にしOKし、Excelを再起動

Excel2007 Excel2007ボタン→[Excelのオプション]→[基本設定]→[フォントサイズ]を[10]又は[12]にしOKし、Excelを再起動

Excel2010 [ファイル]→[オプション]→[基本設定]→[フォントサイズ]を[10]又は[12]にしOKし、Excelを再起動

この状態で、表を作成していきます。


※画面表示ではセル内におさまっていてる
フォントサイズを[12]にした例1

※印刷プレビューでも、セル内におさまっていてる
フォントサイズを[12]にした例2

フォントサイズ「12」では大きすぎると思われるかもしれませんが、この状態で、[標準のフォント]を変更せずに、フォントの種類、フォントサイズを変更すれば、問題ありません。
(1)でワークシート全体を選択し、(2)でフォントの種類とフォントサイズを変更します。
フォントサイズ変更



フォントサイズを変更したので、続きを入力します。

続き入力

再度、プレビューで確認します。

プレビューで確認

すると、セル内に収まっているものの、少し印刷プレビューの方が、はみでる方向になっています。

そこで、さらに、[ズーム倍率]を1%刻みで変更していって、印刷プレビューと画面表示が一致するズーム倍率を探します。

ズーム倍率を98%にしたところ、画面表示と印刷プレビューがほぼ一致しました。
(ズーム倍率のボックス内に直接、[98」と入れ、Enterします)
ズーム倍率98%

※セルの列幅が極端に広い場合は一致しない事もあります。




画面表示と印刷結果を一致させる方法・既存ファイル編


既に作成したファイル上で[標準のフォント]を変更するには、 既に作成したブックの標準のフォントを変更する をします。

※Excel2003のスタイルの編集ダイアログ
スタイルの編集


ここで[標準のフォント]を変更した際の最も注意すべき点があります。
それは、シートの[移動又はコピー]で、[標準のフォント]が違うものどうしを合体すると、表のレイアウトが崩れるという事です。

つまり、[標準のフォント]を変更した場合は、シートの[移動又はコピー]で合体する可能性のあるもの全ての[標準のフォント]を同じに統一する必要があります。

[標準のフォント]を変更した場合の注意点は、以下を参考にして下さい。

シートの移動又はコピーでシートを別のブックに移動して印刷するとレイアウトが変わる

列や行のフォントのサイズが小さすぎる(大きすぎる)




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