配列数式の考え方2

★下記の様な表があったとして、A列が○でB列も○の数を求めてみましょう。

エクセルの配列数式の考え方:例題2

C1に
=IF(A1="○",IF(B1="○",1,""),"")
と入力し、オートフィルでコピーします。下図の様に値が返って来ます。

エクセルの配列数式の考え方:例題2


このC列をSUM関数で合計すれば○の時の合計が出ますので、下記の様に

=SUM(IF(A1:A10="○",IF(B1:B10="○",1,""),""))

と入力し、CtrlキーとShiftキーを押しながらEnterキーで確定します。




ここで重要なのはANDやOR関数は配列数式では使えないという事です。

ANDやORが使えない:
=SUM(IF(AND(A1:A10="○",B1:B10="○"),1,""))


そこでANDやORの替わりに使えるのが * や + です。

=SUM((A1:A10="○")*(B1:B10="○"))

と入力し、CtrlキーとShiftキーを押しながらEnterキーで確定でもOKです。


この計算、よくわからないと思うかもしれませんが、

C列に=A1="○"と入力し、D列に=B1="○"と入力し、E列に=C1*D1と入力し、オートフィルでコピーするとわかると思います。


エクセルの配列数式の考え方:例題2


C列、D列どちらもTRUEの時だけE列の答えは1でそれ以外は0のはずです。これを合計することにより正しい答えが出るのです。

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